内容
ドラムを良い音で長く使うために、知っておきたいこと
「ハイハット・スタンドを組み立てなきゃ!」「スナッピーの交換も!」「ヘッドも交換だ!」......みなさん、大丈夫ですか? ドラム・セットはいろいろなパーツで構成されているため、どうセッティングすればいいのか、なかなか覚えられないものです。
そこで本書ではスネア、タム、バス・ドラムの構造や使い方、ヘッド交換の方法、さらに各種スタンドやペダルの調整の仕方などを、オールカラーの写真を用いてイチから説明しています。そういった知識は、自分にとって叩きやすいセッティングに直結し、そして良いサウンド/良いプレイへとつながるはずです。個人/共用の機材を正しく扱って、ドラム・セットと長〜く付き合っていきましょう。
【本の内容】
●SECTION 1 今すぐ叩きたい人のために
ドラム・セット各部の名前
一般的なセッティングの例
ドラム・セットの基本的な調整法
●SECTION 2 ドラムの基本構造と使い方
ドラムの基本構造
シェル
フープ
テンション・ボルト
ラグ
ヘッド
スネア・ドラム
タムタム/フロア・タム
バス・ドラム
シンバル
●SECTION 3 ハードウェアの基本構造と使い方
ハードウェアの種類
スタンドの基本構造
シンバル・スタンド
タム・スタンド/タム・ホルダー
スネア・スタンド
ハイハット・スタンド
フット・ペダル
ドラム椅子
アダプター
●SECTION 4 日々の手入れとトラブル対処法
日々行っておきたい手入れ
困ったときは
編集担当より一言
思い出しますねぇ、学生時代「知ったか君」とカゲであだ名をつけられていたドラマーA君のことを。彼は「ボンゾの叩き方は~」とか「チューニングは~」とか、得意気に知ったかぶりネタを披露していたものです。
ある日、音楽サークルの後輩の女子(カワイイ)が、上目遣いに「Aさん、ハイハットを組み立ててください」と依頼。「いいよ」とA君。ところが! ハイハット・スタンドはなぜかパイプやロッドが外され、クラッチも分解された状態でした。てっきりハイハット・シンバルをセットするだけだと思っていたA君。慌ててましたね。「え~と、あれ? おかしいなぁ……(汗)」。女子(カワイイ)は醒めた目でA君を見下ろしていました。
こんな悲劇を繰り返してはなりません。そのためにこの本では、「ハイハット・スタンドのセットアップ法」や「ヘッド交換/スナッピー交換の方法」、さらに「日々の手入れ法」などを、各パーツの機能/扱い方とともにオールカラーで紹介しているのです。だから、ぜひ、全ドラマーに本書を! (出版部/MIKAMI)