内容
手塚治虫生誕90周年記念出版
手塚治虫、幻のSF作品『ダスト18』が遂に初単行本化!!
飛行機事故から生還した18人は、全員が生命の石を持っていた......1972年に『週刊少年サンデー』誌で全19回に渡って連載された『ダスト18』は、奇抜な発想のもと、生命の尊厳と人間の生への執着と欲望を描いたSF作品で、いわば手塚の代表作『火の鳥』にも通じる問題作。本作は、その後、手塚自身による大幅な描き直しを経て『ダスト8』と改題の上で単行本化されたが、改変箇所は100ページを超え、そのため、構成は勿論のこと、キャラクターの表情や台詞、さらには結末までもが異なる別作品である。
本書では、初出時のまま読みたいという多くのリクエストにお応えして、現存する原稿と掲載誌をもとに、連載時の内容を再現、さらに未使用エピソードの下書きや予告カットなどを収録した決定版。