内容
脱・自己流アレンジを目指すなら、読んでおきたい
日本でいちばん読み進めやすい(たぶん)和声学の基礎解説書
本書は、初心者に向けてアレンジ作業の際に必要となる和声学の基礎的知識を説く解説書(記述と連動したMP3ファイルをダウンロード提供)です。姉妹版『ちゃんとした音楽理論書を読む前に読んでおく本 増補版』で"わかりやすい"と好評だった読み物風の文章形態を引き継いでおり、難解書が多い和声学書のジャンルでは珍しい敷居の低さを実現しています。ひととおり音楽理論を理解したクリエイターが、次なるステップを目指すなら、ぜひ本書をお役立てください。
◎Chapter One 音域と帯域
"ベース(Bass)は曲のベース(Base)です"の巻
"揚げ物ばっかりのお弁当よりは......"の巻
◎Chapter Two ボイシングとボイスリーディング
"ボイシングはボクシングとは違うのね"の巻
"声部戦線異状なし?"の巻
"交通ルールは守らないとね"の巻
"誰がために禁則はある?"の巻
"たまには目立ちたがっていんじゃない"の巻
◎Chapter Three 限定進行音と対斜
"センセーの進路指導?"の巻
◎Chapter Four アボイドノートの共存と同主調の並立
"物理のお話はアボガドしたい"の巻
"笑いながら怒る人"の巻
"カラオケでハモってくる人"の巻
Appendix
用語解説
資料集
索引
付録ダウンロード
本書に対応した音源データはこちらからダウンロードできます。
編集担当より一言
この本をアレンジのルールを知るためのとっかかりにしてください
私)最近続けざまにアマチュアの音楽作品を聴かされることがあったんだけど、曲のアレンジとして成立してないものがけっこう多くてびっくりしたんですよ。
侘美さん)いやいや、売れてるプロの曲の中にだって、せめてイロハだけでも知ってたら絶対やらないアレンジだよね、っていうのがいっぱいありますよ。
私)え!? そうなんですか?
侘美さん)今の世の中、取りあえずDAWを使えば曲っぽく仕上げられますからね。プロ、アマ問わず増えちゃってますね。なんちゃってアレンジ。
私)そりゃ大変だ。このままでは日本の音楽界が崩壊しちゃう!
侘美さん)あいかわらず大げさな人だなー(笑)
という編集部での会話から生まれた企画が、本書『ちゃんとした和声学書を読む前に読んでおく本』です。
アレンジのルールを知りたかったらぜひともご一読を。
(第2メディア・コンテンツ事業部/内山 秀央)