内容
本格派を目指すヴォーカリスト必携の総合解説書
これからヴォーカリストになろうとしている方、既にヴォーカリストとして活動していて、さらなる上達を望む方の両方に向けた総合解説書です。発声のメカニズムから、正しいヴォイス・トレーニング法、マイクの扱い方、ステージやレコーディングの際の心構えといった実践的な部分まで、よりうまく歌い、よりうまく聴かせるために欠かせない知識やノウハウを網羅しました。自己流トレーニングから脱却したい方、音域の拡大と声量の増大を求める方、ピッチの安定性を向上させたい方、ライブやレコーディングでもテンパらない強いメンタルを手に入れたい方、などさまざまなリクエストにお応えできる一冊です。
※本書は2003年9月に刊行された『ヴォーカリストのための全知識』の内容を一部改訂し、装丁を新たにした新装版です
【CONTENTS】
第1章 声の仕組みと発声
発声の仕組みと声帯の構造
発声と姿勢
発声と呼吸法
良い発声と悪い発声
言葉と発声
発声トレーニングの注意点
○ベルカント唱法って何?
○人種による発声の違い
第2章 ヴォーカル・トレーニング
ヴォーカリストのためのウォーミングアップ
声量を出すためのトレーニング
声域を広げるためのトレーニング
声を長く伸ばすためのトレーニング
ピッチを正確にするためのトレーニング
リズムを良くするためのトレーニング
○アンザッツって何?
○声域とは?
○絶対音感と相対音感
○日本人のリズム感
第3章 ヴォーカル・テクニック
レコード・コピーについて
レコード・コピーの方法
声の形
スタッカートとレガート
ポルタメント、しゃくり、フォールダウン
ビブラート
第4章 マイク
マイクを使う目的
マイクの仕組みと種類
タイプ別マイク紹介
基本的なマイクの使い方
発声と実践的マイク・セッティング
第5章 ステージにおけるヴォーカリスト
ステージにおける心構え
楽器の音量に負けないために
モニターについて(何を聴くか、どう聴くか)
見せ方について(いろいろなステージ・アクション)
激しく動いてもヴォーカルが不安定にならないように
○文化による歌の対象の違い
第6章 レコーディングにおけるヴォーカリスト
何のためのヴォーカル・レコーディングか?
レコーディングにおける心構え
スタジオ以外で録音する場合
モニターについて(何を聴くか、どう聴くか)
ヴォーカル・レコーディング・テクニック(パンチ・イン/アウト、切り貼り、ダブリング等)
イコライジングとコンプレッシング&リミッティング
ディレイとリバーブのテクニック
その他のいろいろなヴォーカル・エフェクター
○変声期に何が起こるのか?