内容
1980年代より活躍するスーパーギタリストの自伝。B'zの稲葉浩志が序文寄稿。ロッド・スチュワート、ミック・ジャガー、ブーツィ・コリンズ、TOKIOなど多数のアーティストと共演してきたスティーヴィー・サラス。B'zの稲葉浩志とは2017年よりINABA/SALAS名義で活動開始、2020年に新作『Maximum Huavo』を発表、ツアーチケットはわずか6分で完売となった。ソロ・アーティストとしては20枚以上のアルバムをリリース。本書は、キャリアのスタートとなったロッド・スチュワートのバックメンバーとしてまわった全米ツアーの模様を中心に、純粋なギター・キッズがショービジネスのど真ん中に迷い込み、ベテランミュージシャンからのプレッシャーや毎夜のパーティーの中で葛藤していく様が綴られている。原書は2014年に出版。
◎コンテンツ
1 オーディションへ
2 お前で決まりだ、今回は本当にな
3 ウソだろ、ロッド・スチュワートだ!
4 フーターズガールって?
5 生き残るためなら、神様にも悪魔は必要
6 下積み時代の俺(ディス・キッド)
7 ようこそ、マイアミへ
8 サンディエゴ前にクビにしないでくれ
9 宣言しよう、ここが深南部(ディープサウス)だと
10ロスト・スピリット・オブ・セントルイス
11パープルいじめ(ヘイジング)
12 リーズン・トゥ・ブリーヴ〜9が1になるとき
13 フィドラーズ・グリーン・イン・ザ・レッド
14 ステージ恐怖症〜失敗なくして栄光なし
15 帰ってきたよ、パパ
16 LAフォーラムでのライブ
17 救急車とヘリコプター
18 MTVアワード〜MTVがミュージック・テレビジョンだった頃
19 ガーデン・パーティー
20 ハワイ9-0
21カナダはロッドのことが好きだけど......
22 DCはロッドのことが好きじゃないのか?
23 思わぬ終焉
24 自分が頑張る番だけど、今の状況はまだ厳しい
エピローグ〜ツイストで踊りあかそう
編集担当より一言
1990年代は日本でもソロ・アーティストとして人気を集めたスティーヴィー・サラス。近年はB’zの稲葉浩志とのINABA/SALASでも活躍、プロデューサーとしても輝かしいキャリアを持っているが、初となる自伝は、ロッド・スチュワートのバックメンバーとして全米を回った新人時代の体験談。自家用ジェットでの移動、クラブでのVIP待遇、グルーピーとのパーティー、メンバーからいじめ……。脈々と受け継がれてきた破天荒なロックンロール・ツアーを体験した最後の世代によるリアルな証言が楽しめる1冊になっています。稲葉浩志による序文もぜひ一読を!
(編集担当/鈴木伸明)