内容
マンガで楽しく学べる、作詞の基礎と実践テクニック
作詞指南書のロングセラー『思いどおりに作詞ができる本』のエッセンスをマンガ化。歌詞はどこから書くべきか、Aメロ、Bメロ、サビ、それぞれに書くべき内容、メロディに文字を当てはめる際の具体的な手順、リスナーの心をつかむ方法、表現力を高めるテクニック、1番と2番の書き分けのコツなど、長年プロの現場で培われた「論理的な作詞法」を、マンガでわかりやすく伝授します。
【CONTENTS】
Chapter 1 「音楽としての作詞」の基礎
「自分の気持ちを書いてはいけない」の巻
「作詞はチーム・プレー」の巻
「詞はサビから作り始める」の巻
「サビの作り方」の巻
「Aメロの作り方」の巻
「Bメロの作り方」の巻
Chapter 2 言葉とメロディ
「詞は誰の視点で書く?」の巻
「まずは字数表を作ろう」の巻
「ゃ、っ、-の当てはめ方」の巻
「作詞の言葉はジグソーパズル」の巻
Chapter 3 表現力を身につける
「作詞モードはやめよう」の巻
「Aメロに効果的なのは、あるあるネタ」の巻
「Bメロでは場面転換をしよう」の巻
「カメラを置く位置を変えてみよう」の巻
「形容詞に頼らないようにしよう」の巻
「高揚したメロディに高揚した言葉を」の巻
「1番と2番の書き分け方」の巻
※本書は2012年5月に小社より発行された『思いどおりに作詞ができる本』(田口俊 著)の内容を元に再編集したものです。
編集担当より一言
おそらく本邦(世界?)発となる、マンガで学べる作詞の指南書です。2012年に発売した『思いどおりに作詞ができる本』がベースになっているのですが、改めて著者である田口俊さんの作詞に対する確固たる信念に触れ、感心してしまいました。
長年のプロの現場で培われたそのメソッドは、
◎自分の気持ちを書いてはいけない
◎1行目から書いてはいけない
という、初心者にはちょっとキビしめの物言いから始まるのですが、今回はマンガということで、少しマイルドになっているのではないかと思います。
マンガの本を作るのは初めてでしたが、編プロさんから設定(登場人物の名前や特徴)やネーム(ラフで描かれたマンガとセリフ)、そして最終的な原稿が送られてくるたびに興奮し、最後まで楽しく編集作業ができました(実際には著者による解説の文章が挿入されるので、マンガと文章が半々の本になっています)。
初心者、経験者問わず、作詞に興味がある方にはぜひチェックしてほしいです。マンガということでとっつきやすく、「なるほど!」とひざを打つようなテクニックが満載の1冊になっています。
(本書編集担当/服部健)