内容
BiSHやBiSのメイン・ソングライター
松隈ケンタが教える“型破り”なDTMロック制作法
DTMで強烈なロック・ソングを作り続けているクリエイター、松隈ケンタによる解説書が完成! 機材選びから作曲作業、簡易ミキシングまで、読みやすい語り口と豊富な図版・写真でDTMのノウハウを伝授。
最初から1曲作り込む正攻法ではなく、ここで紹介するのは「ワンコーラス作曲法」。繰り返し作業することで作曲/DTMスキルが上達していくメソッドです。「細かいことにこだわらずにとにかく作る!」「リファレンス(見本曲)をマネすべし!」など、主にギタリストに向けた新感覚の入門書となっています。
付録CD-ROMには、筆者がDAWソフトStudio One Professionalで作ったオリジナル曲「セミのチャーハン」ソング・データ、さらに実際にBiSH/BiS/EMPiRE/GANG PARADEの楽曲で使ったドラム・サンプルも収録! DTM初心者であるアユニ・D(BiSH/PEDRO)との対談もあります。
さらに! Amazon.co.jp予約用としてポストカード付き数量限定版を用意 https://amzn.to/3qz3tWZ。
同商品には筆者の松隈ケンタ、そしてアユニ・Dの2人による直筆サイン(!)入りポストカードが付きます。貴重な2人のツーショット写真と直筆サインを眺めながら、DTMのテンションを上げてください!
【CONTENTS】
intro
DTMを始めるには何を準備したらいいのでしょうか?
◎情熱を持ってDTM機材を準備!
◎面倒くさがらずDAWソフトの概念を理解するべし
◎DAWソフトざっくり解説
~マルチトラック/MIDIプログラミング(打ち込み)/ミックス・ダウン/プラグイン
◎DTM機材ってどうやって選べばいいんスかね?
~パソコン/DAWソフト/オーディオ・インタエーフェース/マイク/ヘッドフォン&スピーカーの選び方
◎プロフェッショナルDAWの無償エントリー版「Studio One Prime」入手方法
◎機材購入でローンは組むな!
section A
ワンコーラス作曲法のススメ
◎松隈サンはどうやって曲作りしているの?
◎ワンコーラス作曲法はここに注意!
◎構成はイントロ、A、B、サビでキメっ!
section B
ワンコーラス曲作り実践編!
◎DAWを立ち上げたらまずはソング設定
◎リズムを真似することから作曲スタート!
◎リズムの打ち込みはマウスでできる
◎憧れのアーティストをどんどんマネしよう
◎曲の情景を決めるのがコード! ギターで弾きましょう
◎松隈曲コード進行例×12
◎ベースはとりあえずルート音だけでいい
◎いよいよメイン・ディッシュ=メロディ作り!
◎文字数でメロディが決まる!
◎友人と共作(コライト)もお薦め
section C
ワンコーラス作曲例「セミのチャーハン」
◎これが「セミのチャーハン」の全貌!
◎「セミのチャーハン」分析 ドラム編
◎「セミのチャーハン」分析 エレキギター編
◎「セミのチャーハン」分析 ギター・コード編
◎「セミのチャーハン」分析 ベース編
◎「セミのチャーハン」分析 仮歌~メロディ&歌詞編
◎「セミのチャーハン」分析 コーラス編
◎「セミのチャーハン」分析 爆発音編
◎「セミのチャーハン」分析 ループ編
section C'
「セミのチャーハン」ミックス・ダウン分析
◎なぜミックス・ダウンをするのか?
◎ミックスでもリファレンスをフル活用!
◎ミックスの90%はドラムとベース
◎「セミのチャーハン」ミックス編 ドラムの処理
◎「セミのチャーハン」ミックス編 ベース&ギターの処理
◎「セミのチャーハン」ミックス編 ボーカルの処理
◎結局、ミックスとは......?
DTM特別対談
アユニ・D(BiSH/PEDRO)×松隈ケンタ
outro
DTM上達のためのアドバイス
Column & Topic
Matsukuma's Guitar①②
何も起こらないチルな曲も流行中
謎のパート=Dメロって必要?
既存のMIDIループもどんどん活用
松隈流リファレンス曲のテンポ割り出し術(手動)
鍵盤弾けない人はCメジャー・キー!
歌詞作りの瞬発力を養う
リバーブやディレイの空間系は"FXバス"でセンドがけ!
編集担当より一言
シンプルかつ痛快な松隈さんのレクチャーが本書の最大のポイントです。「ロックは形から入れ」と言われるように、DTMも頭でっかちにならず、もっと気軽に始めれば良い!ということを教えてくれています。私もかつてはサウンド&レコーディング・マガジン編集長としてDTMビギナー企画に何度もトライしてきましたが、どうしても頭でっかちな説明に始終してしまい、本書における松隈さんの着眼点/教え方に感服。付録CDのオリジナル曲も含めて、“松隈流DTM”を楽しんでください!
(編集担当/篠崎賢太郎)