ソロ・ベースのしらべ　ベスト・セレクション

「何か１曲弾いてみてよ」と言われた時、楽曲の基盤、低域を支える演奏が主体のベーシストは……困りがちではないでしょうか？　
「そういう場面でもこれを弾けばOK」というベース独奏スタイルを世に知らしめたのが、この『ソロ・べースのしらべ』です。
今回はベスト版として、初代『ソロ・ベースのしらべ』、そして『ソロ・ベースのしらべ　癒しのポップス・バラード篇』、『ソロ・ベースのしらべ珠玉のスタンダード曲集〈初級篇〉』という３冊から、著者の渡辺直樹さんが選んだ曲を１冊にまとめました。

基本的な演奏レベルの難易度としては、３冊目の「珠玉のスタンダード曲集〈初級篇〉」が初級向き、２冊目の「癒しのポップス・バラード篇」が中級向き、１冊目の『ソロ・ベースのしらべ』が上級向きとして作られたそうです（例外もあり）。
今回は、本の前半はやさしめ（初級）、後半に行くにつれ難しくなる（中級→上級）ように曲を並べてみました。元本３冊すべてに収録されている「大きな古時計」を今回は３バージョンとも収録しましたので、アレンジによる曲の表情変化／難度の違いもお楽しみください。
ベース独奏にチャレンジしてみたい方はもちろん、ライブでのベース・ソロのネタ、作曲などにも役立つ和音感やハーモニー感の向上、祝いの席などで家族・友人のために独奏するための楽譜、etc ……いろんな形でベースを演奏される方に役立つ１冊です。
（本書編集担当／杉坂 功太）