内容
LOUDNESS・樋口宗孝の
約25年に渡る貴重なインタビューが一冊に
LOUDNESSのオリジナル・メンバーであり、⽇本を代表するHR/HMドラマーであった樋⼝宗孝。 08年に49歳の若さで惜しくも急逝されましたが、いまだシーンでは大きな影響力を持ち、そのプレイはいまも語り継がれています。
そんなカリスマと言える存在の彼の、『リズム&ドラム・マガジン』などに掲載された25本のインタビューをまとめたのが本書。
約25年間に渡る時間の中で、彼がどのようなことを思い、音楽制作に打ち込み、ドラムをプレイしていたのかがわかる、貴重なインタビューばかり。もちろん過去に振り返り、自身の音楽人生を語るロング・インタビューや、大物ドラマーとの対談なども掲載されています。
その言葉の数々からは、彼のドラマーとしての哲学、信念、そして生き方が、ひしひしと感じ取れるはずです。
彼は太く生きたけどもっと一緒に
ゆっくり作品を作りたかった。
――高崎晃
またいつか一緒に演奏して、
オーええ感じになったやんけ!!
て言われたい。
――山下昌良
「どうやればもっとうまく歌えるか?」
「どうやればもっと良いステージが出来るか?」
「もっと良い練習法は無いか?」
終わりのない探求の旅はまさに樋口道の生き方から来るもの。
――二井原実
樋口さん、見ててくださいね。
俺、LOUDNESSというバンドで世界一目指して頑張ります。
――鈴木"あんぱん"政行
【CONTENTS】
1 インタビューに見るロック・ドラムへの情熱
2 LOUDNESSメンバーが語る樋口宗孝
3 樋口が愛した歴代のキット
4 名言集〜樋口が残した"魂"のフレーズ
▲巻頭のグラフページ。各年代の樋口氏の貴重なカットが。
▲約25年に渡る25本のインタビューを掲載。ドラムに特化した濃いインタビューばかり。
▲LOUDNESSメンバーが、樋口宗孝というドラマーを改めて語る。
▲樋口氏が愛用したドラム・キットを年代別に紹介。
▲樋口氏が遺した名言の数々を紹介。彼の強い信念や生き方が感じられる。
編集担当より一言
LOUDNESSのドラマーであった樋口宗孝氏の、約25年、25本に及ぶインタビューをまとめた本書。80年代のLOUDNESSで海外での成功を手に入れた時期や、LOUDNESSからの脱退し、別の活動をしていた頃、また2000年からのLOUDNESS復活後など、さまざまな時代の樋口氏のインタビューが掲載されています。そして常にそこにあるのは、プレイやサウンド、テクニックへの飽くなき探究をし続ける、樋口氏の姿です。自身が思い描く最高のドラム・プレイを実現するために、新しいものはもちろん、古いものにもアンテナを張り、良いと思ったものは貪欲に自分のプレイに落とし込む。どれだけ年齢を重ねても、自分をアップデートし続けることをやめないその信念があったからこそ、樋口氏は常にトップ・ドラマーとして走り続けてこられたのだと思います。樋口氏が急逝されて14年という月日が経ちましたが、氏の遺したドラム・プレイ、ドラム・サウンドは今も多くの人に影響を与え続けていますね。(編集担当)