内容
“ベース1本で曲を弾く本”の元祖『ソロ・ベースのしらべ』、待望の新作!
シティ・ポップをテーマにグルーヴィ&メロウな21曲を収録
ベース1本で名曲を演奏する"ソロ・ベース"を生み出した渡辺直樹によるベスト・セラー楽譜集『ソロ・ベースのしらべ』シリーズ。その15年ぶりとなる新作は、近年リバイバル・ブームで大きな話題となっている1970〜1980年代のシティ・ポップをテーマに選曲しました。
竹内まりや「Plastic Love」、山下達郎「Ride On Time」、大貫妙子「都会」などの名曲を筆頭に全21曲を収録。また模範演奏を収録したCDは2枚組を付録する大ボリュームの内容となっています。これまではクラシックを主とした選曲でバラード調のアレンジを行なうことが多かった『ソロ・ベースのしらべ』ですが、今回はシティ・ポップらしく緩急のついたグルーヴィなアレンジの曲も用意し、これまでのシリーズにはなかったスタイルにも挑戦しています。
<収録曲>
Plastic Love/竹内まりや
Ride On Time/山下達郎
真夜中のドア〜stay with me/松原みき
中央フリーウェイ/荒井由実
DOWN TOWN/シュガー・ベイブ
ほうろう/小坂忠
卒業写真/荒井由実
夢で逢えたら/吉田美奈子
冷たい雨/ハイ・ファイ・セット
都会/大貫妙子
オリビアを聴きながら/杏里
あの頃のまま/ブレッド&バター
ムーンライト・サーファー/石川セリ
君は天然色/大滝詠一
ドラマティック・レイン/稲垣潤一
Your Eyes/山下達郎
悲しみがとまらない/杏里
恋の予感/安全地帯
ふたりの夏物語/杉山清貴&オメガトライブ
瑠璃色の地球/松田聖子
元気を出して/竹内まりや
編集担当より一言
“ベース弾けるの? じゃあなんか弾いてよ!”……世の中のベーシストのこういったピンチを助けてきた「ソロ・ベースのしらべ」。ベースによるこの独奏スタイルは、渡辺直樹さんが作り出して磨き続けてきた独自の演奏方法です。
25年以上も続く本シリーズの最新作では、1970~1980年代のシティ・ポップをテーマに選曲しています。ソロ・ベースの演奏は歌、ハーモニー、ベースの3つの要素で作られていますが、今回はシティ・ポップらしく、リズム面におけるグルーヴィなアプローチが加えられています。少し難易度が上がって、弾き応え抜群です。難しいならゆっくり弾けば大丈夫。
渡辺さんは同時代にプロ・ベーシストとして活躍し、シティ・ポップのムーブメントをリアルタイムで経験しているので、本テーマにおける説得力は充分です。本の冒頭にはシティ・ポップを語る渡辺さんのインタビューも掲載。これだけでも読む価値はありますよ。(編集担当/萩原じいの)