5弦ベース完全メソッド[新装改訂版]

前田“JIMMY”久史(著)

定価2,200円 (本体2,000円+税10%)
発売日2023.01.13
品種ムック
仕様A4変形判 / 112ページ
ISBN9784845638444

◎本書に対応する音源はすべて、下記の特設サイトから無料でダウンロード、またはストリーミング再生できます。

■特設サイトURL
https://www.rittor-music.co.jp/e/3122217104/

◎「Method 4 奏法別実用フレーズ集」は、YouTubeで譜例の演奏動画を視聴することができます。

■YouTube再生リストURL
https://www.rittor-music.co.jp/r/3122217104/1/

内容

基礎知識、トレーニング、実用フレーズ……
5弦ベースのためだけのメソッドを完全網羅!

4弦が標準となるベースにおいて、5弦ベースもポピュラーな存在となっている昨今ですが、"4弦ベースの延長にあるもの"というイメージは現在も少なくありません。
この本は5弦ベースを4弦モデルとは別の楽器として捉えて、演奏に必要なメソッドをイチから解説します。

奏法、理論、フレーズという全面的かつ多角的に紹介する内容は、5弦を持ちたい人だけでなく、あまりうまく使いこなせずに4弦に戻ってしまった人にもマッチします。また、本書の基礎的な解説は1本目から5弦ベースを選択する初心者にもお勧めです。

本に登場するフレーズはすべて音源対応なので、耳で聴いて直感的に5弦(ローB弦)の使い方を体感することができます。参考音源は本中のQRコードからアクセスできる特設ページにてダウンロードできるだけでなく、ストリーミングで再生することもできるので、スマートフォンを使って気軽に再生することができます。
また実用フレーズを紹介する「Method 4」ではYouTube動画との連動を実施。よりわかりやすくフレーズを確認することができます。

5弦ベースを活用して、ジャンルにとらわれずにいろいろな音楽を演奏しましょう!

※本書は2011年10月に刊行された『絶対使いこなす! 5弦ベース完全メソッド』の装丁を新たにし、加筆した新装改訂版です


【CONTENTS】
Method 1
5弦ベースを知る

5弦ベースの超基礎
5弦ベースが生まれた背景
5弦ベースのメリットとデメリット
5弦ベースをどう使うか?
5弦ベースの弦選び
弾きやすさを決める弦間とネック・スケール
奏法別プレイ・フォーム研究
左手フィンガリング強化練習

Method 2
5弦ベースでのコード・トーンを把握しよう

コード・トーン把握の重要性と、ダイアトニック・コード
5弦を絡めたダイアトニック・コード・トーン一覧
5弦ルートで1弦&ハイ・ポジションまで活用するダイアトニック・コード・トーン一覧

Method 3
5弦ベースでのスケールを覚えよう

ダイアトニック・スケールと、その特徴
上昇と下降をくり返すダイアトニック・スケール把握のための練習
ロー・ポジションのみで転回させるダイアトニック・スケール一覧
インターバルの関係を体に染み込ませる音程練習
5弦ベースでのペンタトニックと効果的なシフト・チェンジの考察

Method 4
奏法別実用フレーズ集

指弾き実戦フレーズ
ピック弾き実戦フレーズ
スラップ実戦フレーズ
5弦ベースを最大限に生かすバラードに挑戦

編集担当より一言

5弦ベースといえば、4弦ベースの代わりやサブとして使う人も多いのではないでしょうか。最近の音楽を聴くと、打ち込みのシンセ・ベースを採用することがとても多くなったと思います。つまりエレキ・ベースの演奏は、5弦ベースのローB弦が必須となることも増えてきているのです。
著者の前田“JIMMY”久史さんは、古今東西の多様な音楽に本当に詳しい方だと、この本の制作をとおして改めて感じました。長く演奏されているベテランのベース・プレイヤーとして、往年のファンクやソウルといったルーツ・ミュージックにおける彼のプレイも素晴らしいのですが、最新の音楽も常にチェックして吸収することでベース演奏をアップデートしています。この本は5弦ベースの教則本といった内容ではありますが、少し視点を変えると「今の音楽に必要なエレキ・ベース」ということも学ぶことができるはずです。
実践フレーズはYouTubeで気軽にチェックできます、是非とも確かめてみてください!
(編集担当/萩原じいの)