内容
プロからの信頼も厚い秋間経夫が直伝
エフェクター制作の入門書が復活!
昨今、エフェクターというと数万円を超えるものも多く、すっかり高額な機材になってきています。しかし! エフェクターとはもともと、安く、簡単に、自分で作れてしまうものなのです。ギタリストなら誰しも、一度は"試しにエフェクターを作ってみようかな?"と思ったことがあるでしょう。本書は、そんなあなたにピッタリの"初心者向けエフェクター製作本"です。
著者は、多くのプロ・ギタリストが信頼を寄せる機材ブランド=AKIMA & NEOSを主宰するギタリスト、秋間経夫。理系な部分は極力排除し、写真と図版を順に追いながら作業すれば誰でもエフェクターが作れるという、完全ビギナー向けの1冊に仕上がっています。サウンドのクオリティも秋間氏のお墨付き! また、ミニ・アンプやシールドの自作コーナーも設けました。ぜひチャレンジしてみて下さい。
※本書は、2014年発行の『はじめてのオリジナル・エフェクター&ミニ・アンプ製作』の装丁を変更した新装版です。
【CONTENTS】
■Chapter 1 エフェクター製作の基本の「き」
・必要な工具を揃える
・自作に必要な材料を知る
・回路図の見方
・基本の技術を覚える(ケースのレイアウトをする/穴を空ける/パーツを取り付ける/ハンダ付け/その他の基本)
■Chapter 2 エフェクターを作る!
・ABボックス
2つの音の切り替え自由自在!
・ブースター
音の威力をカッコよく底上げ
・トレブル・ブースター
アンプをクリーミーに歪ませる
・ダイナ・ベンド(ファズ)
60'sブリティッシュなファズサウンドに挑戦!
・パワー・ファズ
エレハモ系アメリカンタイプのファズサウンド
・ハード・ディストーション
ロングサスティーンで深い歪み
・ホット・ドライブ
芯の通った暖かく使いやすい歪み
・パワー・トレモロ
ブーストできる揺れるサウンド
■Chapter 3 アンプを作る!
・タバコ・ロード
タバコの箱から奏でられるクールサウンド
・リアル・ドライブ
アンプが持つ歪みをエフェクターで再現
・ミニ・アンプ
古きよきロックサウンドを再現
・シールド
自作する方が断然リーズナブル
■AKIMA'S COLUMN
・なぜ最初に歪むエフェクターを作る?
・モディファイってナンダ?
■SPECIAL TALK SESSION
・秋間経夫×安孫子義一(from ピーズ)
~ハンドメイドエフェクター&アンプの
奥深き世界と醍醐味
編集担当より一言
著者である秋間経夫さんは言わずと知れた元マルコシアス・バンプのギタリストで、日本のグラム・ロック界隈の超重要人物でもあり、なおかつ評価の高い機材ブランド“AKIMA&NEOS”を主宰している張本人。つまり、エフェクター自作本の著者としてこれほど信頼できる人はいません。そんな秋間さんが、“エフェクター自作の門戸を叩いてもらうこと”を目標に作ったのが本書です。メカ系が苦手な人でも全然OK。この本をパーツ屋さんに見せて材料を集め、コマ割りの作業写真を見ながらプラモデル感覚でじっくり作っていけば、誰でもエフェクターが作れてしまうでしょう。しかも、秋間さんお墨付きのカッコいいサウンドが出せるプロ仕様のモノが、です。大してお金もかからないので、節約のために自分でエフェクターを作るのもいいかもしれません。ぜひチャレンジしてみてく下さい!
(編集担当/山本諒)