最強のジャズ・ギター練習帳(大型増強版)

亀井 たくま(著)

定価2,310円 (本体2,100円+税10%)
発売日2023.05.16
品種ムック
仕様B5変形判 / 160ページ / CD1枚付き
ISBN9784845638918

◎対応音源のストリーミング&ダウンロード用特設サイトはこちら
https://www.rittor-music.co.jp/e/3123217103/

内容

ウォーム・アップ、頻出コード&フレーズ、さらに裏ワザまで、
ジャズ・ギター練習のすべてを納めた1冊

ある程度ギターは弾けるけど、どんな練習をしたらジャズが弾けるようになるのかわからない・・・・・・そんなギタリストにピッタリの1冊です。本書はジャズの基本からスタートし、ジャズらしい伴奏やソロが弾けるようになるための練習まで網羅しています。

それだけでなく、巻末には付録として「ジャズ上達の裏ワザ集」も掲載。実践的なジャズを身につけたいギタリストにピッタリのトレーニング集です。

※ 本書は『最強のジャズ・ギター練習帳改訂版(2004年刊)』に、『ジャズ・ギター上達100の裏ワザ(2011年刊)』の一番オイシイところを抜粋した記事を加え、さらに判型を大きくした「大型増強版」です。

【CONTENTS】
◎第 1 章 メカニカル・トレーニングで基礎力アップ!

マイナー・ペンタの5ポジションを身につける
メジャー・ペンタの5ポジションを身につける
いろんなポジションでメジャー・スケールを弾く
ダイアトニック・コードの基本フォームをマスター!
コードとスケールの位置関係を把握:6弦ルート編
コードとスケールの位置関係を把握:5弦ルート編
ジャジィなソロに必須のコード・アルペジオの練習
7thコードのテンション配置をマスター

COLUMN 1:メトロノームは練習の友


◎第 2 章 ツー・ファイヴでジャズ特有のコード&スケールを覚えよう

●メジャー型ツー・ファイヴのコード・ワーク
テンションなしのメジャー型ツー・ファイヴ
G7に9thを用いたパターン
G7に13thを用いたパターン
G7に♭9th or ♯9thを用いたパターン
G7に♭13thを用いたパターン
G7に♯11thを用いたパターン
G7に複数のテンションを用いたパターン

●マイナー型ツー・ファイヴのコード・ワーク
テンションなしのマイナー型ツー・ファイヴ
G7に♭9th or♯9thを用いたパターン
G7に♭13thを用いたパターン
G7に♯11thを用いたパターン
G7に複数のテンションを用いたパターン

● G7(Ⅴ 7)の対応スケール
7thコードの基本スケール=ミクソリディアン
ジャズっぽさの根源=オルタード・スケール
アウト感が印象的なスケール=コンディミ
浮遊感漂う音階=ホール・トーン・スケール
ジプシーっぽいエキゾチックな音階=Hmp5↓

COLUMN 2:ジャズ・サウンド・メイキング


◎第 3 章 頻出コード進行でバッキング&ソロのアプローチをマスター

●メジャー進行
C7-F7-C7-F7
BACKING シンプルな"4つ切り"でジャジィに弾く
SOLO マイナー&メジャー・ペンタ="混合ペンタ"で弾く!

C△7-Am7-Dm7-G7
BACKING 3音構成のコードでの4つ切り&消音テクニックを習得
SOLO 各コードの構成音だけでジャジィなソロを弾いてみる

C△7-A7-Dm7-G7
BACKING ジャズの常套的なリズム・ワーク="コンピング"にトライ!
SOLO "コード→単音"トレーニングで,ハーモニー感覚を養う

Em7-A7-Dm7-G7
BACKING テンションを利用してトップ音を滑らかに下降させる
SOLO コード・トーンから弾き始め,次のコード・トーンにつなげる

C△7-Am7-Dm7-G7-Em7-A7-Dm7-G7
BACKING 頻繁にコードが変わる場合は,ルート音を省略して対応
SOLO アルペジオ→スケール・ラインのフレージングを習得

Dm7-G7-Em7-A7
BACKING "半音ずらし"で基本進行にないコードを使ってみる
SOLO 3連符上でスウィープ・ピッキングを用いたソロを弾こう!

D7-Dm7-G7
BACKING ルート省略型の"異名同フォーム"を使いこなす!
SOLO D7(Ⅱ7)で頻出するリディアン7thスケールをマスター

Dm7-D♭7-C△7
BACKING ボサ・ノヴァに多用される"裏コード"をマスター!
SOLO 裏コードのD♭7(♭Ⅱ7)で,適切なスケールを弾く

Dm7-G7-C△7-Bm7(♭5)-E7-Am6
BACKING 2音のペアで"オカズ"入りバッキングを弾く
SOLO 2音のペア・フレーズでジャジィなソロを弾く

C△7-E♭dim-Dm7-G7
BACKING 指弾きを用いて,より本格的なボサ・ノヴァ風にプレイ
SOLO ボサ・ノヴァ必須のディミニッシュ・スケールを体得!

C△7-C♯dim-Dm7-G7
BACKING dimコードの定番的ポジション・チェンジ
SOLO スケール外の音に寄り道して半音を連続させる

C△7-C♯dim-Dm7-E♭dim-Em7-A7-Dm7-G7
BACKING "経過型&置き換え型ディミニッシュ"をマスター
SOLO A7上でC♯dimのアルペジオ・ラインを用いる

C△7-C7-F△7-F♯dim-Em7-A7-Dm7-G7
BACKING ボトム音をベース・ライン風にプレイ
SOLO "Cメジャー・ペンタ+α音"でジャズ・ブルース風にプレイ

E7-A7-D7-G7
BACKING ベース・ラインを加えたコンピングにチャレンジ
SOLO 目的音を挟み込んでスリリングな半音フレーズを弾こう

●マイナー進行
Cm-A♭△7-Dm7(♭5)-G7
BACKING トップ音を固定してムーディな雰囲気を演出
SOLO 親指ピッキングで甘く太いサウンドを得る
Cm-Am7(♭5)-Dm7(♭5)-G7
BACKING コード内の音を妖しく動かし,バッキングに変化をつける
SOLO メロディック・マイナー・スケールでソロを弾く

Cm-Fm7-B♭7-E♭△7-A♭△7-Dm7(♭5)- G7-Cm
BACKING サブ・メロディ的な要素をバッキングに加える
SOLO 完全独演スタイルに挑戦!

COLUMN 3:裏コードの補足


◎第 4 章 ジャズ・ブルースで総まとめ!

ジャズ・ブルース進行の基礎知識

●メジャー型ブルース進行
BACKING コンピングを用いた4ビート・バッキング
SOLO ビバップ風ソロ・プレイにチャレンジ

●マイナー型ブルース進行
BACKING コンピング&ベース・ラインを指弾きで
SOLO 独奏スタイルで弾くジャズ・ブルース

COLUMN 4:お手軽アウト術で"なんちゃってモダン・ジャズ


◎付録 ジャズ・ギター上達の裏ワザ

まず必要なのは聴くこと
スタンダードを覚えよう
練習を記録しよう
押弦フォームの選択
基本コードを見直す
コード構成音を明確に捉える1
指板上の音配置を覚える
コード進行を「度数」で捉える
その進行のキーはナニ?
3声のコードでザクザク刻む
たった2音構成のコード
コードを早食い!?
ハーモニーをちょっとイジる
コードを変える
ズラしのテクニック
トップ音でサブメロを作る
モード曲のバッキング
コードとセットで覚える
オルタードとリディアン7thへの対処法
初〜中級者向けの定番曲を知る