演奏中はもちろん何気ない雑談中でさえも
風が吹いているんですよね、彼の周りはいつも(笑)。
多分、常に音を纏ってるんだと思います。————Ayase(YOASOBI)
内容
情報が飽和する時代で
ギタリストが「表現者」として生きるためには?
YOASOBI、EXILE THE SECOND、AIなどでプロ・ギタリストとして活躍するAssH(アッシュ)。
第一線の現場で活躍する彼のこれまでの軌跡は、
例えばギターと少しの荷物だけを持って単身渡米するなど現在の活躍ぶりに繋がるだけの背景があり、
そこにはギタリストとしてどうありたいかという「表現者」としての生き方が表われています。
AssHが執筆したこの本には自身の経験談などをとおして語られる、
楽しく、長く、それでいて本格的にギターを弾き続けるための考え方や知識が詰め込まれています。
「音楽」とは? 「ギター」とは?
初心にかえるような核心的な問いを始めとして、本当に必要な「練習」や「機材」についての考え方まで。
ギタリストにとっていろいろなテクニックやフレーズが演奏できるようになることも大切ですが、
こういった思考法も取り入れることでより素晴らしいプレイヤーになることができるはずです。
一部の章ではAssHのギター・フレーズも収録。実際に使用しているテクニックなどを知ることができます。
読んだ分だけうまくなる、楽しくなる。
そしてもっとギターが好きになる。
新進気鋭のプロ・ギタリストによる新たな形のギター入門指南書が、
「表現者」として生きるあなたの助けになります。
【CONTENTS】(※予告なく変更となる場合があります)
第一章
情報が飽和する今では気づけない「音楽とギター」
情報社会に振り回されない
偶像と偶像の戦い
自分が主人公だと思える瞬間
絶対に裏切らない相棒
失敗は重ねてこそうまくなる
それぞれの時代を生きた感性
第二章
裏方にも主役にもなれる存在、「ギタリスト」
ギターが僕を外の世界へとつないでくれた
〝コード一発〞で世界を変えられる
人の数だけ表現方法が存在する自由な楽器
カッコいい演奏にギターの値段は関係ない
ギターは〝魔法の杖〞
ギターを使った音楽表現は〝宇宙〞だと思う
ギターと自分の間に余計なフィルターはいらない
第三章
できない自分を責めない「練習」
「聴く」がすべての始まり
自分の武器は何かを考えてみる
大は小を兼ねる......無敵のペンタトニック・スケール
クロマチック練習は本当に嫌いでした
人は追い込まれて成長する
フレットと音符を信じるな、自分の耳を信じろ
ギターを楽しみながら弾くためのコツ
右手の表現力
自分のダメなところと向き合う強さ
第四章
「 機材」を揃えるだけではギターはうまくならない
コイツがあれば俺はヒーローになれるんだ!
ギターとアンプしかない究極の状況
負のサイクル
そのエフェクターは10年後も使い続けていますか?
機材の価値は値段だけで決まらない
まずはキャビを買え
実機を触ってほしい、全く違うから
第五章
「スタイル」とは、何者にもなろうとしないこと
一番綺麗で素敵なこと
自分の〝好き〞を自覚できるという才能
ご飯を食べないとトイレには行かない
自分の武器を理解している人は強い
「話すようにギターを弾く」という境地
自分で選んでると思うものが、実は選ばされている
あなたにしか出せない音がある
自分が信じ抜ける〝好き〞
君はバイトを辞められるか?
第六章
「プロ」のギタリストは夢を魅せる
その道で求められるスペシャリストになれればいい
好かれる人間性
替えが効かない存在としての責任
「大丈夫、俺はギターで生きていく」
もしもタイムリープしていたとしたら
ギャング街で得た仕事
言い訳のできない環境を作る
自分の夢が誰かの夢になる
挫折や失敗が人生を豊かにしてくれる
◎第一章から第三章までの内容。「音楽とは?」「ギタリストとは?」といった概念的な視点に始まり、無理をしない練習方法やテクニックまでを語る
◎第四章から第六章までの内容。機材に関する本質的な考え方の紹介を経て、「個性とは?」「プロとは?」といったステップアップした内容を語る
◎【第三章 できない自分を責めない「練習」】より、「右手の表現力」の冒頭部分。AssHが普段から使用するテクニックを紹介している
◎【第四章 「機材」を揃えるだけではギターはうまくならない】より、「そのエフェクターは10年後も使い続けていますか?」の冒頭部分。AssHのスタイルを形成するエフェクターをとおして、本当に必要な機材についての考察を深める
◎【第五章 「スタイル」とは、何者にもなろうとしないこと】の序文。「あなたにしか出せないトーンがある」とAssHは力強く語る