図書の家選書13 白鳥の死~初期短編集~

谷 ゆき子(著)/図書の家(企画・編集・制作)

定価1,100円 (本体1,000円+税10%)
発売日2024.08.08
品種電子書籍
仕様143ページ

内容

あっ こ…これはママのトゥシューズ!!
そうだわ!! この靴をはいて踊ろう!
ママの靴をはいて全力をつくして踊るのだわ
             ───「白鳥の死」

「バレエ星」など"超展開バレエマンガ"で知られる谷ゆき子。表題作である1959年金龍出版社から発行されていた貸本短編誌『乙女の祈り』発表のバレエマンガ「白鳥の死」「幸せのほゝえみ」の他、「湖への招待」「蘇えった魂」「星かげの微笑(ほゝえみ)」、その唯一無二の魅力の片鱗を感じる初期短編5作を発表当時のカラーもそのままに一挙収録!

※本書は発表当時の書籍を底本として復刻しています。ノンブル表記を原本そのままにしている作品があります。
色についても現状の書籍の状態をほとんどそのままにしており、ページの傷みや破れ、シミなどを含んでいる場合があります。
本書には、現在の観点から見ると差別用語と取られかねない表現が含まれていますが、原文の歴史性を考慮してそのままとしました。


■目次

白鳥の死(1959年)
幸せのほゝえみ(1959年)
湖への招待(1960年)
蘇えった魂(1960年)
星かげの微笑(1960年)

解説 貸本マンガとは/想田四
作品解説/図書の家
プロフィール
「図書の家選書」発刊にあたって

「白鳥の死」扉

「白鳥の湖」のオーディションでみどりはライバルの真弓を蹴落としてオデット姫の役をつかみました。真弓は真面目に練習を重ねて美しく端役の白鳥を踊ります。(「幸せのほゝえみ」より)