内容
カラーイラストを中心に、作家本人が厳選した作品およそ250点を掲載!
生誕70年記念、キャリア初の自選画集が登場です
「The♡かぼちゃワイン」「レンズマン」「コンビにまりあ」などの代表作で知られる漫画家・三浦みつる氏初の画集が登場です。
1981年〜84年に『週刊少年マガジン』で連載された「The♡かぼちゃワイン」は元祖「デカ女」とも言われるヒロイン「エル」の魅力が人気で、当時のラブコメ漫画ブームの牽引役を果たしTVアニメ化もされました。連載終了後も発表媒体を変えて続編が描かれ、2017年の「バック・トゥ The ♡かぼちゃワイン」で完結。そんな「The♡ かぼちゃワイン」をはじめ、アトリエに多数残されたカラフルな原画を作家本人が厳選して掲載しました。
自作解説と作品リストや初公開のアイディアノートなど資料も掲載した充実の1冊です。生誕70年を祝して、三浦ワールドを堪能してください。
推薦コメント(到着順)
祝・三浦みつるイラストレーションズ発刊
およそ40年ほどまえ。
ワシが週刊少年マガジンに「あした天気になあれ」を描き始めた頃かなぁ。
同じ雑誌に、ちょっと大柄で元気な・・・そして明るくて色っぽい女の子エルが紙面狭しと大活躍。
熱血、ど根性など何かと汗くさかった少年誌の世界に、急に爽やかな旋風が吹き上がり、パッと明るくなったような記憶があります。
三浦さん、ありがとう、そしておめでとう!
――――ちばてつや
Lサイズの可愛い女の子に好かれちゃって実はとっても幸せ‼︎男の子は勝利よりも成功よりも実はモテることが人生の最高の喜び‼︎男の子の本音を正直に素直にくすぐった記念碑「Theかぼちゃワイン」の生みの親三浦みつる氏は日本男子の心を解き放ち、新しい時代の扉を開けたのだ!
男子だけではない「女の子から積極的にふるまうなんてはしたない」とまだまだ保守的な空気が漂っていた時代に、積極的なエルちゃんの存在は女の子にも勇気を与えたのだ。三浦みつるは新しい時代の男女のあり方を示してくれた愛の伝道師‼︎
――――里中満智子
かぼちゃ先輩の仕事は線も色も全てが丁寧です。
参考資料としての価値が高く、しかも眺めて幸せ。
とにかく手元に一冊です。
――――森川ジョージ
三浦みつる氏(手塚治虫がよく人の名のあとに「氏」をつけていたので)、出版おめでとうございます。よく様々なイラストを描いていますね。あなたが手塚プロで手塚のアシスタントになったのは一九七六年、すでに「手塚賞」の佳作を数度受賞したあとでした。当時、手塚は「ブラック・ジャック」「三つ目がとおる」等週刊誌、隔週刊誌、月刊誌と一番大変な時期でした。きわめてまじめでしっかりしていましたね。手塚プロを退社後の活躍は皆様もご存知だと思います。ただ残念ながら二〇一七年、漫画家を引退したとか、ちょっと残念です。でも今後の絵本作家としての活躍に期待しています。いつまでも手塚治虫の創作姿勢を忘れないでください。
――――松谷孝征(手塚プロダクション代表取締役社長)
CONTENTS
#1 The♡かぼちゃワイン セレクション
#2 自選イラストレーション(デビュー作からデジタル作品まで)
#3 ヴィンテージ&スケッチ セレクション(初公開のラフスケッチから未発表作品まで)
・三浦みつる作品リスト
・自作解説