内容
リズム強化の練習曲でジャズに必要な「アドリブ能力」が自然と身につく!
ジャズを弾くためのピアノトレーニング集
両手の指を鍛えつつ、ジャズ・ピアノに必要なテクニックを楽しく磨ける『あきない!ハノン』のシリーズ本となるピアノトレーニング集。つまらないアドリブになってしまう理由のひとつとして、リズムの単調さが挙げられます。同じようなタイミングや8分⾳符だけでダラダラと弾いてしまっていると、単調な印象になりやすいものです。本書ではバラエティに富んだフレーズ作りができるように、3連符、16分⾳符の装飾⾳を絡めたフレージング、シンコペーション、ポリリズム的なアプローチなど、さまざまなリズム要素を取り⼊れたエクササイズを⽤意しています。また、クラシック系のピアノ学習者には馴染みが薄いジャズ的なリズムも、付録CDで確認できるので、上達までにムダがありません。楽しみながらテクニックを磨くことのできる、こだわりの一冊です。
▼こんな人にオススメ
◎ピアノの練習「ハノン」に飽きてしまった人
◎ジャズのアドリブに結びつくような、基本トレーニングをしたい人
◎理論書を読むのはツライけど、ジャズのアドリブを弾いてみたい人
◎アドリブに憧れがありながら、苦手意識が強い人
Contents
■Part.1
弾き始めのタイミング、弾き終わりのタイミング(1~4番)
基礎編:さまざまなタイミングを試してみる
1番:「C△7-Am7-Dm7-G7」のコード・トーンのタイミングを変えてみる
2番:さまざまなタイミングでスケールを弾く
応用編:さまざまなタイミングのフレーズ
3-1~12番:「IIm7-V7-I△」のコード進行
4-1~ 6番:「IIm7(♭5)-V7-Im」のコード進行
4-7~12番:「IIm7(♭5)」で使える別のスケール
■Part.2
3連符、16分音符を含むフレージング(5~7番)
基礎編:3連符、16分音符を装飾音として使う
5-1~3番:3連符を含む装飾的な使い方
6-1~3番:16分音符を含む装飾的な使い方
応用編:「IV-♭VII-I」の進行を使ったフレーズ
7-1~6番:「IV-♭VII-I」の進行を使ったトレーニング
■Part.3
シンコペーションを含むフレージング(8~11番)
基礎編:シンコペーションの基礎
8-1~4番:シンコペーションの基礎トレーニング
9-1~2番:シンコペーションの基礎トレーニング
10-1~3番:シンコペーションの基礎トレーニング
応用編:シンコペーションを含むフレーズ
11-1~6番:シンコペーション含むフレーズ練習
■Part.4
ポリリズム的なアプローチ(12~24番)
基礎編:ポリリズムの基礎トレーニング
12-1~3番:ズレていくポリリズム(ポリメトリック)
13-1~2番:ズレていくポリリズム(ポリメトリック)
14-1~4番:ズレていくポリリズム(ポリメトリック)
15番:ズレていくポリリズム(ポリメトリック)
16-1~2番:はめ込むポリリズム(2拍3連符)
17-1~4番:はめ込むポリリズム(3拍2連符、3拍4連符)
応用編:ポリリズミックなフレーズ(18~24番)
18番:ポリリズムを含むフレーズ(Dドリアン)
19番:ポリリズムを含むフレーズ(Gドリアン)
20番:ポリリズムを含むフレーズ(Cコンビネーション・オブ・ディミニッシュ)
21番:ポリリズムを含むフレーズ(Fコンビネーション・オブ・ディミニッシュ)
22番:ポリリズムを含むフレーズ(Cホールトーン)
23番:ポリリズムを含むフレーズ(Fホールトーン)
24-1~4番:ポリリズムを含むフレーズ
■Part.5
左右のコンビネーション(25~35番)
基礎編:左右のコンビネーションの基礎トレーニング
25-1~5番:右手のフレーズとの兼ね合いによる"合いの手"
26-1~2番:左右のコンビネーションを使ったフレーズ
27番:パラディドル
応用編:左右のコンビネーションの応用トレーニング
28-1~3番:アドリブ例
29-1~2番:より複雑な左右のコンビネーション
30-1~5番:より複雑な左右のコンビネーション
31-1~2番:より複雑な左右のコンビネーション
32番:より複雑な左右のコンビネーション
33番:より複雑な左右のコンビネーション
34番:左右のコンビネーションを使ったバッキング例
35番:左右のコンビネーションを使ったバッキング例
■Part.6
スタンダードの代表的なコード進行を使ったアドリブ例(36~38番)
36番:ポリリズムを使ったアドリブ例
37番:左右のコンビネーションを使ったアドリブ例
38番:総合的なアドリブ例