内容
円⾕時代、ATG作品から『帝都物語』、CM、オペラまで。
謎多き鬼才の姿を、現場スタッフ、キャストへのインタビューで解き明かす!
没後15年を経てなお、独特の作風で多くの観客を魅了し続けている実相寺昭雄。自身の著作も多く残され研究書もあることから、すでに語り尽くされたかのような感がありますが、実は創造の現場についてはあまり語られてこなかったのではないでしょうか。実相寺組の現場はどのようなもので、いかにして作品が構想され、制作されていったのか。その詳細を、実際に実相寺昭雄と現場を共にした方々に八木毅監督が伺っていきます。実相寺ファンで自身も仕事を共にした八木監督により、ベールに包まれていた「実相寺組の現場」がついに詳らかとなるでしょう。
また貴重な未発表資料や雑誌掲載記事なども掲載し、「実相寺昭雄像」の⼤幅なアップデートを図ります。
予定CONTENTS
◎PART1 60年代〜
寺⽥農
毒蝮三太夫
桜井浩⼦
内野惣次郎
ひし美ゆり⼦
愛まち⼦
栗塚旭
野⼝多喜⼦
稲垣涌三
宍倉徳⼦
◎PART2 70年代〜
中堀正夫
都築⼀興+皆元洋之助
◎PART3 80年代〜
嶋田久作
佐野史郎
油谷岩夫
⾳楽年表
赤澤環
◎PART4 90年代〜
髙橋巖
勝賀瀬重憲
『ウルトラマンダイナ』「怪獣戯曲」〜円谷プロ側スタッフの視点から(八木毅)
◎PART5 00年代〜
⼩林雄次+⼋⽊毅
実相寺監督インタビュー『DOOP』vol6(2004年)再録
実相寺監督とは、60年代からのお付き合い。俳優・寺田農氏のインタビューから本文はスタート
『怪奇大作戦』「京都買います」の平等院でのロケの模様
カメラマン・稲垣涌三氏のインタビュー後には、『映画撮影』に掲載された「無常 撮影報告」を再録
スクリプター・赤澤環氏のインタビューでは、実相寺監督の自筆コンテも紹介
雑誌『DOOP』に掲載された貴重な実相寺監督インタビューも再録