内容
ジャズ黄金時代、伝説のミュージシャンたちの貴重な肉声をそのまま収録!
「モントレー・ジャズ・フェスティバル」「ローリングストーン」創設にも関わった著名ジャズ・ジャーナリストによるインタビュー集
20世紀アメリカの著名な音楽ジャーナリスト、ラルフ・J・グリーソン。モダン・ジャズ全盛期の1959年から61年にかけて、彼のサンフランシスコにある自宅を訪れた当時の一流ジャズ・ミュージシャンたちと行なった私的インタビューの録音テープを元にしたインタビュー集が登場。これまでなかった〝オーラル・ヒストリー〟的なジャズ史を描く1冊。
【目次】
まえがき テッド・ジョイア
編集後記・謝辞 トビー・グリーソン
ジョン・コルトレーン
クインシー・ジョーンズ
ディジー・ガレスピー
ジョン・ルイス
ミルト・ジャクソン
パーシー・ヒース
コニー・ケイ
ソニー・ロリンズ
フィリー・ジョー・ジョーンズ
ビル・エヴァンス
ホレス・シルヴァー
デューク・エリントン
解説 大谷能生
訳者あとがき
索引
編集担当より一言
ジョン・コルトレーン、ディジー・ガレスピー、ビル・エヴァンス、ソニー・ロリンズ、デューク・エリントン……ジャズ好きなら誰もが知っている有名ミュージシャン12人が、全盛期にどんなことを考えていたのかがわかる、資料的価値も非常に高いインタビュー集です。本書は1959年から61年までの「ジャズ」という音楽における《決定的とも言うべき時点》に収録された、その歴史を作ってきた当事者たちによる自負と自省、期待と展望を記録したドキュメントであり、会話の節々から伺える個人のキャラクターも魅力です。「モントレー・ジャズ・フェスティバル」の創設、テレビ番組『ジャズ・カジュアル』の司会、ディジー・ガレスピーの大統領選出馬応援、デューク・エリントンのドキュメンタリー映画の制作など、多面的な活動でジャズを語り、ミュージシャンたちを支援し続けたインタビュアーだからこそ聞き出せた話も多く、多くの発見がありそうです。
(担当編集)