リットーミュージック

トモ藤田&ジム・ケリー 
ギター・セミナー

『ギタリストのための演奏能力開発エクササイズ』シリーズより抜粋

exercise07 クロイツェル/練習曲第5番

表紙画像 『ギタリストのための演奏能力開発エクササイズ2~ソロ・プレイ強化編』
(インストラクター:トモ藤田)
「PART2 クラシカル・エチュード」より
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解説

●バイオリンの練習曲として有名なクロイツェルの「42ETUDES」の5番です。キーはE♭です。

●E♭メジャー・スケールのイン・ポジションのCフォームとAフォームを使って弾きます。

●大切なのは、スケール練習と同じくゆっくりしたテンポで練習することです。とりあえず指定のテンポから始めるのがお薦めですが、もっと遅い50も試してみましょう。スムーズに弾けるようになったら、速めのテンポにもチャレンジしてください。しかし、少しでも雑になってきたら、またテンポを落として練習するようにします。

●左手の指は常にリラックスさせ、指をフレットからあまり浮かさないように心がけましょう。

●ピッキングはすべてオルタネイトです。ピックの動きをあまり大きくしてはいけません。

●両手のタイミングにも注意し、すべての音が滑らかにつながるように(短くつまったりしないように)弾いてください。

●弦移動時のノイズを右手の腹で消すことも忘れないように。

●初めて練習する時はメトロノームなしでやってもいいでしょう。だいたいの流れをつかんだあとに、テンポをキープする意味でメトロノームを使いましょう。

●ひととおりマスターできたら、今度は逆に大きなダイナミクスをつけて、ピッキングのニュアンスもさまざまに変えながら、練習曲とは思わずフィーリングいっぱいに弾いてみましょう。

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