2023.03.20発売
〈はっぴいえんど〉解散後、1973~1978年の福生45スタジオ時代にフォーカス! 大滝詠一のエンジニアとしての足跡を日記形式で追う書籍の第2弾が発売
今年は大滝さんが福生に転居してから50周年という節目でもあります。その1973年の何月何日に引っ越しをして、そこで最初に作った曲は何で、のちに福生45スタジオと名づけられる建物の契約を何月何日にして、防音工事をいつから開始したか......ということが、この本にはすべて書いてあります。もちろん本の主軸である、何月何日に、誰と、どこで、何という曲をレコーディングしていたかについても、調べられる範囲で詳細に記述されています。さらに、当時の様子をリアルに想起させる貴重な写真の数々や福生45スタジオの著者自作の間取り図も掲載するなど、"ナイアガラー"と呼ばれる大滝マニアにもきっと興奮していただける、ディープな1冊に仕上がりました。ちなみに私はどちらかというとメロディ・タイプの大滝作品のファンでしたが、本書の制作作業で大滝さんのことを深く知るにつれ、『LETS' ONDO AGAIN』(祝サブスク解禁)こそが最高傑作だ!と思い至りました。