今週のおすすめ

  • パーカッション・マガジンVol.8 SUMMER 2023パーカッション・マガジンVol.8 SUMMER 2023

    2023.05.31発売

    パーカッション・マガジンが10年ぶりに復活! ステージ機材から日常に潜む打楽器まで、あらゆる"Percussion"を網羅します

    10年ぶりの刊行となるパーカッション・マガジン。ここ最近の時代の変化はあまりに急激で、前号を出したときは公式SNSもYouTubeチャンネルも連動のストリーミング音源もありませんでした。それらを新たに立ち上げながら、この10年の間に出て来たパーカッショニストやたくさんの楽器、音楽、作品を網羅する......考えただけで情報の波に呑まれそうでした。しかも、ドラム・セットばかり演奏してきた私にとって、パーカッションはわりと未知なる世界で不安だらけ。"虎穴に入らずんば虎児を得ず"的心境で、いざパーカッション・ワールドに足を踏み入れてみると、ドラム以上に自由なパートで、楽器じゃなくても何でも演奏に取り込めるし、セッティングも自由、リズムを取ってもメロディに行っても良し、楽曲のどこで入るかもその人のセンス次第。今号のテーマである"Borderless"という言葉が自然と浮かんできました。こんなフリーダムな楽器、他にはないと思います。そんなふうに感じた頃から無限にコンテンツが思い浮かんで、全128Pには到底収まりませんでしたが、日常に溢れている打楽器の魅力、その入り口をギュッと凝縮して1冊の本に閉じ込めました。かなりカオスな内容ですが、もはや何でもありな総合打楽器誌。末永くお付き合いいただけますと幸いです。

  • 音楽デジタルマーケティングの教科書 ポストSNS時代のヒットの作り方【NFT特装版】音楽デジタルマーケティングの教科書 ポストSNS時代のヒットの作り方【NFT特装版】

    2023.05.22発売

    「音楽に特化した形」で解説する、サブスク以降の音楽マーケティングの基本戦略! 紙版には初版限定でNFT特典が付属

    本書は「音楽マーケティングブートキャンプ」などを主宰し音楽デジマの啓蒙に努め(その貴重なレポート13本は本書にも掲載!)、実際に音楽デジマを活用して結果を出している山口哲一氏、脇田敬氏の共著になります。
    紙版には初版限定でNFT特典のデジタル小冊子(本書抜粋記事、山口脇田対談ロングバージョン、MID3M+レポートを収録)を用意しているのがいかにもデジマな感じですが、作り方がとても今っぽかったのも印象的でした。原稿はGoogle.docs上にアップされたドキュメントが適宜アップデートされていき、進行管理もGoogle.docsのスプレッドシートで行ない、コミュニケーションはFacebookメッセージとZoomでのオンラインMTG。実際にお2人にお会いしたのは最終校正の1回だけじゃなかったでしょうか。
    作業の間にもお2人はタイやインドネシア、フランス、台湾などに出かけており(もちろんお仕事!)、それでもこういった制作体制だったのでほぼ問題なく進められました(台湾のホテルのWi-Fiがちょっと弱かったくらい)。
    そんなわけで、内容にふさわしい作り方で出来上がった音楽デジマ本です。ぜひ新しい風を感じてください!

  • 最強のジャズ・ギター練習帳(大型増強版)最強のジャズ・ギター練習帳(大型増強版)

    2023.05.16発売

    ジャズ・ギターの練習必須パターンを全網羅した決定版! 実践的なジャズを身につけたいギタリストにピッタリのトレーニング集が登場

    覚えることがとても多いジャズ・ギター。センスのあるギタリストでも、数年がかりで取り組むことになります。そのため、合理的に学べる教則本選びが、習得速度に大きな影響を与えてしまいます。そこで本書は、やる気のあるギタリストの努力を無駄にしないよう、基礎力と実践力のバランスなども留意して作成しました。
    なお、ジャズには「諦めないで努力を続けたギタリストだけが辿り着ける境地」というものがあると思います。それがジャズの醍醐味のひとつでもあります。本書がキッカケになり、この醍醐味を味わってほしいと心から願っています。

  • Jazz Guitar Magazine Vol.10Jazz Guitar Magazine Vol.10

    2023.05.11発売

    ジャズ・ブルースはギターの独擅場! 弾きこなすためのノウハウが満載の『Jazz Guitar Magazine Vol.10』が発売。紙版にはここでしか聴けない浅利史花によるライブCDも付属

    ブルースのコード進行にジャズのエッセンスを融合させた12小節のフォーマット=ジャズ・ブルース。シンプルなものほど奥が深いといいますが、ジャズ・ブルースもまさにそれに当てはまります。かのジム・ホール御大は、上達のアドバイスを求めたプロ・ミュージシャンに対して、"ジャズ・ブルースだけでセットリストを組んでみなさい"という課題を出したそうです。これは深い話ですね......。そこまでは到達しなくとも、せめてジャム・セッションではカッコ良くジャズ・ブルースを弾きこなしたい!という人に向け、本書では様々なアイディアを凝縮して特集しています。表紙になっているグラント・グリーン・スタイルの徹底分析をはじめ、チャーリー・クリスチャンからパスクァーレ・グラッソに至るまでのフレーズ分析や、ジャズ・ブルースのバリエーションも多数掲載しています(「Bluesette」もジャズ・ブルースだと知っていましたか?)。
    ヴィンテージES-175のジャズ王道なサウンドが冴え渡る、浅利史花さんのライブCDも必聴です! 聴きたい方はぜひ紙版をお求め下さい。

  • Guitar magazine Archives Vol.6 ウェス・モンゴメリーGuitar magazine Archives Vol.6 ウェス・モンゴメリー

    2023.04.17発売

    ジャズ・ギター史上最大の巨人、ウェス・モンゴメリーの関連特集が一冊に! ギター・マガジン創刊40周年を記念した総集版ムックより第6弾が登場

    本書の個人的オススメどころは、新規収録のインタビュー2本! 1本目は、1963年にウェスが初めてストリングスのオーケストラと共演したアルバム『Fusion!』についてで、ウェス本人が「最高のものができた」と手応えを語っています。正直、ジャズ・ファンからもギタリストからもあまり評価されていないこの『Fusion!』ですが、極上のメロウなウェスを味わえる大・大・大名盤ですので、この機会に是非とも聴き返して頂きたい! そして2本目は、遺作となったアルバム『Road Song』レコーディング直後のもの。一般的に「コマーシャル路線」と呼ばれるこの時期、ウェスがどんなイメージでこの新しいスタイルに挑戦していたのか? その答えが少しだけわかるような内容だと思います。その他、駆け出しだったインディアナポリス時代、晩年のA&M期、完全ディスコグラフィなども新たに収録。スコアも充実の8曲なので、弾き倒しちゃってください!

  • 超!簡単なステージ論超!簡単なステージ論

    2023.04.21発売

    今日から、努力無しで、すぐに使えるステージ論! ゴールデンボンバー鬼龍院翔が伝授する「音楽以外にやったほうがいいこと」を全て書き出したマニュアル本が登場

    例えばミュージシャンに「良いライブとは?」と質問したら、多くの人は「演奏が素晴らしい」など、パフォーマンスや音楽自体の話をするのではないかと思います。ですが、実は"良いライブ"を形作るには、音楽以外の要素が重要なのです、というところに突っ込んだのが本書。著者のゴールデンボンバー・鬼龍院翔さんに本書の概要の話を聞かせていただいたときには、目からウロコが落ちるような衝撃を受けました。
    ミュージシャンなのに「音楽を過信するな」と本書内で書き記しているとおり、鬼龍院さんがステージで重要視することは音楽以外のことばかり。観客に対する心構えや気の使い方など、観ている人の心情を意識してライブのクオリティ(=顧客満足度)を上げるメソッドは、これまで誰も語らなかったことだと思います。
    はっきり言ってサービス業や営業職など、人と相対する職種の方の心構えとしても通用する話が多くあります。「ステージ論」と銘打たれた本ですが、ミュージシャンや舞台に上がるエンターテイナー以外の方にも読んでいただきたいです。

  • HIROMU FUKUDA XTREME SLAP BASSHIROMU FUKUDA XTREME SLAP BASS

    2023.03.23発売

    今、最も注目すべき新世代のベース・ヒーロー、フクダヒロム氏。その"超絶スラップ・テクニック"の秘密に迫る教則系ムックが登場!

    久しぶりに、"楽器好き"を唸らすイキのいい新人が出てきた! 2019年7月にSuspended 4thが1stミニ・アルバム『GIANTSTAMP』をリリースしたとき、直感的にそう思いました。演奏能力の高いメンバーが揃ったこのバンドにおいてフクダさんは、テクニックはもちろん、その佇まいも含めて、新世代のベース・ヒーローになる雰囲気を存分にまき散らしていましたね。『ベース・マガジン』として、これは放っておかないぞ! ということで、誌面初登場から半年後には、本書にも再録した連載セミナー『バカテク・スラップ道場』を開始。さらに2021年5月号では、1stアルバム発売前という状況ながら、"チョッパー"の御大である鳴瀬喜博さんとともに"スラップ特集号"の表紙を飾りました。以降、急速に認知度と存在感を高めていったフクダさん。そんな、今、最も注目すべきベーシストの"超絶スラップ・テクニック"に、本書で近づいてみませんか?

  • ISAO直伝 新世代ギタリストのための 6弦〜8弦ギター・メソッドISAO直伝 新世代ギタリストのための 6弦〜8弦ギター・メソッド

    2023.03.23発売

    日本屈指の演奏スキルを持ち、"8弦ギター"のパイオニアとしても知られるギタリストISAO氏がレクチャーするギター教本が登場!

    日本を代表するトップ・テクニカル・ギタリストであり、8弦ギターのアイコン的存在ともいえるISAO氏による、初のギター教則本が完成です!
    ISAO氏のイメージやタイトルからも"8弦にフォーカス"という印象があるかとは思いますが、本書は6弦でプレイできる譜例も多数掲載されており、6弦、7弦、8弦ユーザーであれば、誰でも実践できる内容になっています。特に近年はテクニカルなことはもちろんのこと、その精度が求められます。ライヴから動画配信まで、"今どき"のギタリストに必要なノウハウが詰まった1冊となっているのです。
    さて、そんな本書ですが、日々ステージにレコーディングにと忙しいISAO氏ですので、譜例作成&原稿執筆も超集中モードで一気に仕上げていきました。むしろ、そのおかげでより濃い内容になったとも言えそうです(笑)。
    決して上級者のためだけの教本ではなく、初歩的な点から彼ならではのフレーズで練習していけます。8弦ユーザーはもちろん、改めて基礎からしっかり作っていきたいというプロ志向のプレイヤーまで、幅広いギタリストに手にとってもらいたいと思います!

  • DAWミックス/マスタリング基礎大全 Cubase ORIENTED EDITIONDAWミックス/マスタリング基礎大全 Cubase ORIENTED EDITION

    2023.03.20発売

    オーディオファイルつきでわかりやすい! 初心者でも安心して体系的に学べる&体験できるCubaseユーザー必携のミックス/マスタリング基本テクニック解説書

    前作『DAWミックス/マスタリング基礎大全』の発行以来、いろんなところで多くのCubaseユーザーから、"ホストとなるDAWやプラグインを限定しないユニバーサルな作りはありがたいけど、Cubaseに特化した内容にしてもらえれば、さらによかった"というお声をいただいたため、そのご要望に応えるべく作り直したのが本作です。概論の部分については前作を踏襲している箇所がありますが、メインとなる実践的な部分はすべて新規書き起こしであり、付録のオーディオデータも新作となっています。おかげで前作よりも40ページも増えてしまいました(その分だけ価格が100円上がってしまいましたが、どうかお許しを......)。今回は出版記念として著者の大鶴さんがエンジニアの杉山勇司さんを審査員としたミックスダウンコンテストを開催するという、うれしいニュースもありますので、Cubaseユーザーのみなさん、ぜひ本書を手に取ってみてください。

  • GarageBandで遊ぼう!〜iPhone/iPad無料アプリで音楽するGarageBandで遊ぼう!〜iPhone/iPad無料アプリで音楽する

    2023.03.20発売

    iPhone/iPadユーザーにはおなじみApple GarageBandの入門書。初めてでも手軽に音楽制作を楽しもう!

    著者の阿瀬さとしさんが、本書の「おわりに」でこう記しています。
    【GarageBandはiPhoneやiPadを買ったら既にインストールされているので、とりあえず一回くらいは起動してみたことがあると思います。でも、適当に鍵盤をタップして音を鳴らしてみて、「それで?」という感じで終わりがちです。(中略)「ちょっと触って、よく分からないから終わり」にしてしまい、一生起動しないで終える方も多いかと思います(笑)】。実は阿瀬さんも編集部も、そんな反省をしながら、本書の企画段階からGarageBandに真剣に向かい始めました。阿瀬さんは最近、作曲の仕事でもGarageBandを使うようになったというほど。プロの現場でもそんなGarageBandの話をすると大変盛り上がるそうです。全く楽器や音楽理論に触れたことが無い人はもちろん、楽器を演奏したり歌ったりするのが好きな方、さらには熟練のDTMerまで、無料アプリだけどそんな奥深いGarageBandの世界に触れてみてください。