今週のおすすめ

  • 高崎晃プレイヤーズ・ブック高崎晃プレイヤーズ・ブック

    2023.06.16発売

    加速する世界のラウドネス! 40年以上にもわたり世界でロックを轟かせてきたラウドネス高崎晃のプレイヤーズ・ブックが登場

    デジマートのヘビーユーザーでもある高崎晃さん。とにかく楽器に対する探究心が強く、毎日のようにギターショップをチェックしているそうです。あれだけたくさんのギターを持っていながら、どんな音がするのか瞬時に答えることができる。ギターの演奏力、作曲能力が飛び抜けているのは言うまでもないことですが、楽器に対するセンスの鋭さが常人離れしていることにも感動しました。このムックでは特別に80年代に使用していた秘蔵のエフェクターラックやビンテージの改造マーシャルアンプなども公開してもらいました。さらにほかではほとんど語られることのなかった愛猫、愛車、トレーニングなど、クリエイションを生み出す源となるライフスタイルについても言及しています。40年以上もの間、世界のラウドネスとして前進し続けてきた原動力が、この本から伝わってくるはずです。最新曲2曲のスコアもお楽しみください。

  • プリンス・インタヴューズプリンス・インタヴューズ

    2023.06.13発売

    インタヴュー嫌いの天才音楽家、プリンスが残した貴重な証言を収録。プリンスの生誕65周年、デビュー45周年を記念した1冊が登場!

    取材嫌いだったプリンスは、インタヴューの際の録音を禁止していたそうです。編集者として、取材メモだけでテキストをまとめるというのは、レシピを見ないでエスニック料理を作るよりも難しい気がします。そういった意味で、おそらく卓越した技術を持つインタビュアーたちによる貴重なプリンスの証言は、今でもとても新鮮です。本書は、デビュー・アルバムを発売した1978年から、最後の作品を発表した2015年までの長い時間の中に残された貴重な証言を時系列で並べたもので、キャリアを重ねていくうえで変わっていった部分、変わらなかった部分というプリンスのパーソナルな性格を垣間見ることができるのも大きなポイントでしょう。華やかなスーパースターとしての道を突き進みながらも、決してハッピーなだけではなかった彼の人生をじっくりと俯瞰することができる1冊になっています。

  • Guitar Magazine Special Issue 1990's Alternative RockGuitar Magazine Special Issue 1990's Alternative Rock

    2023.06.07発売

    ギタリストへ向けた、90年代オルタナティブ/グランジ・ロックのアーカイブ集『Guitar Magazine Special Issue 1990's Alternative Rock』が登場!

    本書は過去のギター・マガジンに掲載された90年代オルタナティブ/グランジ・ロック・バンドのインタビューと、来日公演時の使用機材を1冊にまとめたアーカイブ集です。ニルヴァーナ、ソニック・ユース、ダイナソーJr.、ペイヴメント、スマッシング・パンプキンズ、サウンドガーデン、アリス・イン・チェインズ......今やレジェンドと呼ばれるバンドのギタリストのルーツや機材の好み、サウンドメイクの秘訣など、これを読めばギタリストとしてのセンスが上がること間違いなしです。
    ここ数年はシティ・ポップやネオ・ソウルがリバイバルし、若い世代を中心に人気を集めています。ギターのアプローチも複雑なコードやメロディアスなフレーズで装飾し、スマート&テクニカルなスタイルが主流です。しかし、本書に登場するギタリストは歪んだサウンドで強靭なリフを奏で、世界を熱狂させました。ブルース、パンク、ハードコアをルーツに持つ彼らの音楽には、今の時代に足りないロックンロールの本質的な力強さがあります。今一度、彼らの魅力を振り返ってみていただけたらと思います。

  • 高橋幸宏、音楽家の肖像高橋幸宏、音楽家の肖像

    2023.06.06発売

    2023年1月に逝去した、高橋幸宏氏の偉業を後世に伝えるための一冊。『高橋幸宏、音楽家の肖像』が6月6日に発売

    2023年1月に逝去した高橋幸宏さん。氏の音楽家としての偉業は、ソロ・ワークスをはじめ、サディスティック・ミカ・バンドやYELLOW MAGIC ORCHESTRA、THE BEATNIKS、SKETCH SHOW、METAFIVEといったグループでの功績など、枚挙にいとまがないほどです。
    本書は、音楽制作の月刊誌『サウンド&レコーディング・マガジン』に掲載された1982~2016年のご本人インタビュー再録を軸に、新規コンテンツを織り交ぜて、"本"という形で幸宏さんの軌跡を後世に残すためのものです。幸宏さんのファンの方々はもちろん、これから幸宏さんの音楽へ触れる人たちまで、幅広い世代にじっくりとご高覧いただきたいと思っております。編集の過程において、私も幸宏さんの音楽の数々をあらためて拝聴し、その洗練された音楽性やサウンドの作り込みを再認識いたしました。本書が、幸宏さんの作品がより多くの方々に聴かれる、一つのきっかけになればと願う次第です。

  • パーカッション・マガジンVol.8 SUMMER 2023パーカッション・マガジンVol.8 SUMMER 2023

    2023.05.31発売

    パーカッション・マガジンが10年ぶりに復活! ステージ機材から日常に潜む打楽器まで、あらゆる"Percussion"を網羅します

    10年ぶりの刊行となるパーカッション・マガジン。ここ最近の時代の変化はあまりに急激で、前号を出したときは公式SNSもYouTubeチャンネルも連動のストリーミング音源もありませんでした。それらを新たに立ち上げながら、この10年の間に出て来たパーカッショニストやたくさんの楽器、音楽、作品を網羅する......考えただけで情報の波に呑まれそうでした。しかも、ドラム・セットばかり演奏してきた私にとって、パーカッションはわりと未知なる世界で不安だらけ。"虎穴に入らずんば虎児を得ず"的心境で、いざパーカッション・ワールドに足を踏み入れてみると、ドラム以上に自由なパートで、楽器じゃなくても何でも演奏に取り込めるし、セッティングも自由、リズムを取ってもメロディに行っても良し、楽曲のどこで入るかもその人のセンス次第。今号のテーマである"Borderless"という言葉が自然と浮かんできました。こんなフリーダムな楽器、他にはないと思います。そんなふうに感じた頃から無限にコンテンツが思い浮かんで、全128Pには到底収まりませんでしたが、日常に溢れている打楽器の魅力、その入り口をギュッと凝縮して1冊の本に閉じ込めました。かなりカオスな内容ですが、もはや何でもありな総合打楽器誌。末永くお付き合いいただけますと幸いです。

  • 音楽デジタルマーケティングの教科書 ポストSNS時代のヒットの作り方【NFT特装版】音楽デジタルマーケティングの教科書 ポストSNS時代のヒットの作り方【NFT特装版】

    2023.05.22発売

    「音楽に特化した形」で解説する、サブスク以降の音楽マーケティングの基本戦略! 紙版には初版限定でNFT特典が付属

    本書は「音楽マーケティングブートキャンプ」などを主宰し音楽デジマの啓蒙に努め(その貴重なレポート13本は本書にも掲載!)、実際に音楽デジマを活用して結果を出している山口哲一氏、脇田敬氏の共著になります。
    紙版には初版限定でNFT特典のデジタル小冊子(本書抜粋記事、山口脇田対談ロングバージョン、MID3M+レポートを収録)を用意しているのがいかにもデジマな感じですが、作り方がとても今っぽかったのも印象的でした。原稿はGoogle.docs上にアップされたドキュメントが適宜アップデートされていき、進行管理もGoogle.docsのスプレッドシートで行ない、コミュニケーションはFacebookメッセージとZoomでのオンラインMTG。実際にお2人にお会いしたのは最終校正の1回だけじゃなかったでしょうか。
    作業の間にもお2人はタイやインドネシア、フランス、台湾などに出かけており(もちろんお仕事!)、それでもこういった制作体制だったのでほぼ問題なく進められました(台湾のホテルのWi-Fiがちょっと弱かったくらい)。
    そんなわけで、内容にふさわしい作り方で出来上がった音楽デジマ本です。ぜひ新しい風を感じてください!

  • 最強のジャズ・ギター練習帳(大型増強版)最強のジャズ・ギター練習帳(大型増強版)

    2023.05.16発売

    ジャズ・ギターの練習必須パターンを全網羅した決定版! 実践的なジャズを身につけたいギタリストにピッタリのトレーニング集が登場

    覚えることがとても多いジャズ・ギター。センスのあるギタリストでも、数年がかりで取り組むことになります。そのため、合理的に学べる教則本選びが、習得速度に大きな影響を与えてしまいます。そこで本書は、やる気のあるギタリストの努力を無駄にしないよう、基礎力と実践力のバランスなども留意して作成しました。
    なお、ジャズには「諦めないで努力を続けたギタリストだけが辿り着ける境地」というものがあると思います。それがジャズの醍醐味のひとつでもあります。本書がキッカケになり、この醍醐味を味わってほしいと心から願っています。

  • Jazz Guitar Magazine Vol.10Jazz Guitar Magazine Vol.10

    2023.05.11発売

    ジャズ・ブルースはギターの独擅場! 弾きこなすためのノウハウが満載の『Jazz Guitar Magazine Vol.10』が発売。紙版にはここでしか聴けない浅利史花によるライブCDも付属

    ブルースのコード進行にジャズのエッセンスを融合させた12小節のフォーマット=ジャズ・ブルース。シンプルなものほど奥が深いといいますが、ジャズ・ブルースもまさにそれに当てはまります。かのジム・ホール御大は、上達のアドバイスを求めたプロ・ミュージシャンに対して、"ジャズ・ブルースだけでセットリストを組んでみなさい"という課題を出したそうです。これは深い話ですね......。そこまでは到達しなくとも、せめてジャム・セッションではカッコ良くジャズ・ブルースを弾きこなしたい!という人に向け、本書では様々なアイディアを凝縮して特集しています。表紙になっているグラント・グリーン・スタイルの徹底分析をはじめ、チャーリー・クリスチャンからパスクァーレ・グラッソに至るまでのフレーズ分析や、ジャズ・ブルースのバリエーションも多数掲載しています(「Bluesette」もジャズ・ブルースだと知っていましたか?)。
    ヴィンテージES-175のジャズ王道なサウンドが冴え渡る、浅利史花さんのライブCDも必聴です! 聴きたい方はぜひ紙版をお求め下さい。

  • Guitar magazine Archives Vol.6 ウェス・モンゴメリーGuitar magazine Archives Vol.6 ウェス・モンゴメリー

    2023.04.17発売

    ジャズ・ギター史上最大の巨人、ウェス・モンゴメリーの関連特集が一冊に! ギター・マガジン創刊40周年を記念した総集版ムックより第6弾が登場

    本書の個人的オススメどころは、新規収録のインタビュー2本! 1本目は、1963年にウェスが初めてストリングスのオーケストラと共演したアルバム『Fusion!』についてで、ウェス本人が「最高のものができた」と手応えを語っています。正直、ジャズ・ファンからもギタリストからもあまり評価されていないこの『Fusion!』ですが、極上のメロウなウェスを味わえる大・大・大名盤ですので、この機会に是非とも聴き返して頂きたい! そして2本目は、遺作となったアルバム『Road Song』レコーディング直後のもの。一般的に「コマーシャル路線」と呼ばれるこの時期、ウェスがどんなイメージでこの新しいスタイルに挑戦していたのか? その答えが少しだけわかるような内容だと思います。その他、駆け出しだったインディアナポリス時代、晩年のA&M期、完全ディスコグラフィなども新たに収録。スコアも充実の8曲なので、弾き倒しちゃってください!

  • 超!簡単なステージ論超!簡単なステージ論

    2023.04.21発売

    今日から、努力無しで、すぐに使えるステージ論! ゴールデンボンバー鬼龍院翔が伝授する「音楽以外にやったほうがいいこと」を全て書き出したマニュアル本が登場

    例えばミュージシャンに「良いライブとは?」と質問したら、多くの人は「演奏が素晴らしい」など、パフォーマンスや音楽自体の話をするのではないかと思います。ですが、実は"良いライブ"を形作るには、音楽以外の要素が重要なのです、というところに突っ込んだのが本書。著者のゴールデンボンバー・鬼龍院翔さんに本書の概要の話を聞かせていただいたときには、目からウロコが落ちるような衝撃を受けました。
    ミュージシャンなのに「音楽を過信するな」と本書内で書き記しているとおり、鬼龍院さんがステージで重要視することは音楽以外のことばかり。観客に対する心構えや気の使い方など、観ている人の心情を意識してライブのクオリティ(=顧客満足度)を上げるメソッドは、これまで誰も語らなかったことだと思います。
    はっきり言ってサービス業や営業職など、人と相対する職種の方の心構えとしても通用する話が多くあります。「ステージ論」と銘打たれた本ですが、ミュージシャンや舞台に上がるエンターテイナー以外の方にも読んでいただきたいです。